長崎県の和紅茶は、2日目の島原和紅茶以降、全く淹れてなかったことに気づき、慌ててネットで探してまるせい酒井製茶を見つけ、注文しました。長崎の代表的なお茶どころ、彼杵の和紅茶です。
そのぎ茶_まるせい酒井製茶〜美味しいを求め続けて三代〜まるせい酒井製茶は”やぶきた”と”はるみどり”の紅茶を販売しており、今回”やぶきた”が売り切れていたので、”はるみどり”を試すことにしました。
茶葉4gで300cc、3分抽出にしました。茶葉の香りは桃のようなフルーツ系で、味はやぶきたよりも、コクがあります。
長崎のお茶について調べていたら、大浦慶という幕末から明治にかけての、女性商人の名前が出てきました。日本茶輸出貿易の先駆者で、NHKの大河ドラマ「龍馬伝」にも出ていました。
幕末にまずイギリス、アメリカ、アラビアの3か国に嬉野茶を送り、その後イギリスの商人から巨額の注文を受けましたが、嬉野茶だけでは追い付かず、九州一円のお茶を集めて、アメリカに送りました。
明治に入ると、元アメリカ大統領が船で長崎に寄港したときには、国賓として船上に上がり、晩年には、政府から日本茶輸出貿易の先駆者としての功績を認められて、茶業振興功労褒賞を送られました。
今、私がInstagramをフォローしている方の中に、ドイツ人で日本茶を好まれて、ドイツで販売している方がいます。先日、知覧の茶畑を訪問してました。
今は外国人が自ら情報を探し、自分の足で生産者に出向き、個人で輸入している時代となっています。
大浦慶は、今の時代をどんな風に思っているのでしょうか。