10日目に書いた「八女茶コンシュルジュ」講座の時に行った八女市の観光物産館ときめきで、購入しました。
星正園のホームページでも購入できます。星正園は八女市星野村にあります。
この和紅茶は、一口目は自然味あふれる味がしました。ホームページによれば、緑茶品種の和紅茶とのことです。
今まで飲んできた和紅茶も、紅茶品種以外は、自然味が強いと感じています。私の中で自然味とは、「草っぽい植物的な味」です。畳の原料となる”い草”を弱くしたような味です。
い草は”草”でお茶は”木”。全く別物なのですが、私の中では「緑の味」なのだと思います。
今日でチャレンジを始めて2週間ですが、圧倒的に八女茶の高い割合で淹れています。
私が八女市の隣町出身なので、どうしても「地元のお茶」のほうが、体の中まで馴染みがあるのだと感じます。
今回の和紅茶は八女市星野村なので、「星野茶」と言うこともあります。
そもそも「八女茶」は八女市だけで取れたものではなく、八女市と近郊の地域で取れたお茶の統一ブランド名です。大正時代に統一ブランド「八女茶」としたそうです。当時はブランディングという言葉が無かった時代、「筑後茶」「久留米茶」「福岡茶」などとせず、読みにくい「八女茶」としたことが、戦略だなと感じました。
読みにくい珍しい名前のほうが、インパクトがあって覚えられやすく、しかも”八””女”という字は、各数が少ないので、小学校低学年ぐらいでも書けます。
私は子供の時「八女茶」の”八”の字は、唱歌「茶摘み」の冒頭「夏も近づく八十八夜」の”八十八夜の八”、そして”女”の字は、茶摘みをしている女性をイメージしていました。そもそも「茶摘み」の歌は、八女市のことを歌ったものだと思っていました(実際はどこの地域の歌なのか確定はされていませんが、京都の宇治茶のことのようです)
そんなこともあり、日本のお茶の産地は、隣町の八女だけだと思っていました。社会科の授業で日本のお茶の産地は静岡や京都があることを知りました。
大正時代に「八女茶」とブランディングを提案した方の意図は、大正解だったのですね。