和紅茶を嗜む方には、おそらく知らない人はいない、お茶のカジハラ。
昔ながらの釜炒り茶|お茶のカジハラThe International Tea Academy Awards 2022で最高の茶園に授与される最高賞を受賞しました。
そして、同時に受賞した紅茶部門で「夏摘みべにふうき2022」が金賞を受賞し、「和紅茶」を世界に知らしめてくれました。
今日淹れたのは、金賞を受賞した茶葉ではなく、在来種の2nd(二番茶)です。「道の駅 芦北でこぽん」で購入しました。お値段もお求めやすくなっています。
道の駅 芦北でこぽん | JAあしきたさて、昨日八女茶コンシュルジュ講座に行ったので、「在来種」について気になり、いろいろと調べてみました。
和紅茶に使われるお茶の品種は「べにふうき」をはじめとする、頭に「べに(紅)」がついたものや、緑茶の品種である「やぶきた」がよく市場に出回っています。「やぶきた」の歴史は比較的新しく、明治に作られ、昭和時代に全国の茶畑に広がっていきました。
お茶も売り物ですから、お米等と同様、自然環境下での栽培に強いものを作ったほうが、経済的にも潤います。「やぶきた」は日本の茶園の環境下に適した品種なのです。
対して在来種とは、「やぶきた」が広がる以前からある、各地域で自生していたお茶の木のことです。
品種改良して作っている「やぶきた」よりも、茶園ごとに個性が違うお茶が出来上がります。
欠点は味が良くても香りが弱い、香りが良くても味が弱い、品質が一定しないなどがあるので、経済的にあまり潤いません。
ですが、茶園ごとに個性が違うものができるというのは、様々な品種の和紅茶を飲んでみたい私にとっては、とても魅力があると感じます。
今後は、在来種の飲み比べをしてみたいです。